フーリエ級数で遊ぼう
ここではあまり厳密なことは話しません。これを説明したいわけではないため導入ってだけです。詳しくしたければ自分で本を読んでください。
フーリエ展開#とは
与えられた周期関数(ここでは周期をとしよう)を三角関数の和で表現する、すなわち、以下のように書き表すことを考えよう。
上の級数が収束することを仮定していろいろ見ていこう。
なんといっても級数の係数を求めたいところだ。を自然数として、
というのは明らか。また、とを異なる自然数としたら、
ということも有名だ。これは簡単なので読者の演習問題とする。
さて、上記のことを踏まえれば、
となる。つまり、
となる。
いろいろ計算してみよう
を()でカットしてあげて、この部分を繰り返すようにしてできる関数を新たにとする。馬鹿みたいに丁寧に書くと、
といったところか。まあ当然のことだが、しか見ない。は奇関数なので
である。
一方、
となる。これより、
となり、で
となる。綺麗。
同じようにして、
となる。これもまた綺麗だ。
俺も公式つくるぞ
多くの参考書には上二つまでしか書いてない。5バージョンを作ってみよう。どうせ多項式の展開からができると予想して考える。
まず、
とおき、これを計算する。
なお、としている。
これを元に公式を作ろう。の公式を求めたい。たぶん5次の多項式で十分だろうからからまでを求めよう。
これらは順にのフーリエ級数となる。分母が自然数の5乗になるようにうまく消していく。をすることで、
という式が得られる。を代入し、
となる。まあまあ綺麗。
終わりに
以上のようにしてフーリエ展開で楽しむことができた。なお、これから備忘録にまとめていくことは楽しいフーリエ展開でないので注意してほしい。ネタがなかったから昔作っておいた級数を紹介しただけである。
その他
句点読点にかんしてはテキトーです。許してください。
誤植等あればコメント等での連絡をお願いします。