ライトノベルのレビュー
月曜日は塾がお休みなのでたくさん寝られます。うれしいなあ。
先日Twitterでアンケートをとりました。
というわけでラノベのレビューをします。
ラノベとは
ここでは
かわいい絵がついた本
と定義します。
『ベン・トー』
スーパーとかコンビニとかのお弁当って夜になると半額シールが貼られるじゃないですか。
そんな半額シールを貼られた弁当を拳で奪いあうバトルライトノベルとなります。
あらすじ
高校生になった佐藤洋はスーパーで夕食を買いに来ていた。時間帯は弁当がもうすぐ半額になること。弁当コーナーをうろついていたふと気付くと彼は何者かの攻撃を受けていた……。それは《狼》と呼ばれし者たちによる争奪戦であった。
半額弁当をめぐるシリアス・ギャグコメディ、ここに開幕。
ジョジョネタとSEGAネタが大量に含まれているので、セガサターンのTシャツを着ていたつっつーくんにはおススメです。
バトル、高校生活、部活、恋愛、ギャグと王道の要素を含んでいるので、まぁ楽しめるんじゃないですか。
なお、出版停止と見られるため店頭には並んでいません。お取り寄せか古本をお頼りください。
『浜村渚の計算ノート』
数多ある数学ラノベからこれを選んだ理由は①作者の露骨なエゴサがない②主人公がかわいいということです。
主人公はショートの数学娘、浜村渚ちゃんです。
あらすじ
政府は少年犯罪の原因を数理教育と断定し、教育から数学を排斥した。それに対し、数学者高木源一郎は数学テロ組織「黒い三角定規」を率い、攻撃を始めた。警察は数学に強い捜索チームを作りたいものの、色々事情があってどうにもならない。しかし、そんななか現れたのが天才数学少女・浜村渚だった。
ショートカット・数学少女、役満です。JCらしいですよ。
なんだかんだいって数学トリビアがふんだんに含まれており、それでいて高度な数学的知識は求めないミステリとなります。『数学ガール』やグレ妹、『青の数学』とは大きく異なりますね。アニメ化してほしい……。
『可換環論入門』
あらすじ
M.リード氏がウォーリック大学で行った可換環論の講義をもとにした可換環入門。代数幾何や代数的整数論の応用、さらにはジョークも用いた可換環論入門の名作。
ステキなイラストも充実しており、わかりやすい本となります。
小粋なジョーク
と始まるのは1章の演習問題20。著者は決してアジア系の人ではないです。しかし、教養が深いことはここから明らかでしょう。なお、著者は過去に東大や京大、名大に在籍していたこともあるそうです。
わかりやすいんですけど、可換代数といえばアティマクがあるため、アティマクと共通するようなところは説明が薄いようにも感じます。並列して読むのがいいでしょう。
おわりに
今回は三冊を紹介しました。気が向いたらまたします。